《一日のやり直し》について勘違いしていたこと
2015年7月15日 MTG雑記Day’s Undoing / 一日のやり直し
(2)(青)
ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたのターンであるなら、ターンを終了する。(このカードを含め、スタック領域にある呪文や能力をすべて追放する。あなたの手札の最大枚数になるまで手札を捨てる。ダメージは消え、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終わる。)
以前(6/27)、「《地割れ潜み》等の能力が《一日のやり直し》で誘発した場合クリンナップステップまで進んでからスタックに積む」と書いたもののこれは誤りで、英語版のリリースノートには
「•However, any abilities that trigger before the "end the turn" process begins, such as an ability that triggers whenever you draw a card, won’t be put into the stack. Those abilities won’t happen at a later time.」
と書かれていました。
つまり、「ターンを終了する」処理の前に誘発した能力(例:「カードを引く」処理で誘発した能力)は、スタックに積まれず、後に何も起こらない ということです。
これについての記載はMTG Wikiにも追加されていました。
ただ『マジック総合ルール』の713.2(「ターンを終了させる」に関するルール)には
「この(ターンを終了する)手順中はどのプレイヤーも優先権を得ない。したがって、誘発型能力はスタックに積まれない。この呪文や能力の解決からクリンナップ・ステップの終りまでに誘発型能力が誘発した場合、クリンナップ・ステップの間にアクティブ・プレイヤーが優先権を得、プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりできる。その後、ターンの最終的な終了の前にもう一度クリンナップ・ステップが発生する。誘発型能力が誘発していなければ、プレイヤーはクリンナップ・ステップには優先権を得ない。rule 514 参照。」
とも書かれている通り、(カードを引く処理ではなく)「ターンを終了する」処理そのものの過程で何かしらの能力が誘発した場合は、クリンナップ・ステップにスタックに積まれることになるようです。
これ以上踏み込むと誤記しそうなのでアレなものの、「ターンを終了する」処理中に状況起因処理が挟まれるので、下の環境だと《ニクサシッド》と死亡誘発が絡まった場合等にややこしくなるのかな?
ルール713.2を見る限りだと《一日のやり直し》で《地割れ潜み》等の能力がスタックに乗るようにも読み取れるものの(特に3つ目の文)、今回のリリースノートでその辺が明記されたのだと思います。
【追記】
7/17のCRの更新により、
「713.1a この(ターンを終了させる)手順が始まる前に誘発していた誘発型能力のうち、まだスタックに置かれていないものは消滅する。それらはスタックに置かれない。このルールは、この手順の間に誘発した能力には適用されない(rule 713.2 参照)」
と、こちらにも明記されました。
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